UVレジン液の成分は?
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UVレジン液について、最近は、いろいろなブログなどで記述を見るようになりました。そこで、私も便乗して、UVレジン液の話題を…。
UVレジン液の原料はいろいろ
まず、前提として。
UVレジン液の原料を、ざっくりと2つに分けると、ベースとなる樹脂と、重合開始剤(いわゆる硬化剤のこと)に分類できます。(ベースになる樹脂もさらに分類できたり、他には、添加剤などもありますが…。)
UVレジン液の原材料ラベルを見ると、原料には『特殊アクリレート樹脂』と書いてある場合が多いですね。
ひとくちに『アクリレート』と言っても、いろいろな種類があるようです。『プラスチック』と一言で言っても、「ポリ塩化ビニール(PVC)」や「PET」、「ABS」や「ポリプロピレン(PP)」など、幅広く存在するように。
ですから、100円ショップ製のUVレジン液に、『特殊アクリレート樹脂』と書いてあっても、他社のUVレジン液の原料である『特殊アクリレート樹脂』と同じというわけではありません。
そもそもの種類が違っていたり、ベース樹脂の配合比が違ったり、重合開始剤に何を使っているか、添加剤の違いなど、いろいろな差異があるからです。
わかりやすく実例を挙げると、パジコ社のUVレジン液は、ハード・ソフト・グミーと3種類あります。しかしながら、成分は、全部『アクリル系UV硬化樹脂』との記載です。しかし、組成が違うので、硬化後の特性に大きな違いが出てくるようになっていますね。
さらに、余談ですが、同じメーカーの製品で、原料表記が同じであっても、初期ロット製品と、現行品で、内容(種類や配合比など)が違うというパターンもあるようです。