LINEなどのSNS乗っ取りに注意!
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はてなブックマークで、以下の記事が話題です。
詳しい内容は、上記の記事を読んで頂ければと思いますが、こういった乗っ取り案件は、FacebookやTwitter、LINEだけでなく、Instagramでも…。
基本的に手口は似ていますね。以下の2つを聞かれたら、まず間違いなく詐欺です。
・電話番号
・利用しているサービスの認証番号(PINコード)
この2つが流失してしまうと、あっという間に利用しているSNSは乗っ取られてしまいます。特に、認証番号やID番号、PINコードと呼ばれる番号は、絶対に他人に教えてはいけません。
ちなみに、ブックマークコメントに『乗っ取りの目的のメリットは?』という声もあったので、それを解説すると、目的は「金銭」、メリットは「足がつきにくい」からでしょうね。
乗っ取り(詐欺)の目的は金銭
乗っ取り(詐欺)を働く動機・理由は単純で、金銭を得ることが目的だと思われます。
Twitterの乗っ取り事例では、広告付きツイートや、詐欺サイトへ誘導するツイートの量産が目的の場合もありますが、LINEなどの場合、プリペイドカード(インターネット上で利用できる電子マネー)詐欺に利用されるケースが多いようです。
私のLINEが乗っ取られていると仮定すると、LINEには家族や友人の情報が付随している可能性が高いので、家族や友人に以下のような内容を送ることが可能でしょうか。
いうまでもなく、プリペイドカードを買ってはいけませんし、もし買ってしまっても、プリペイドカードの番号を他人に教えてはいけません。
『プリペイドカード買ってきて』も、ほぼ間違いなく詐欺です。
こうした詐欺には引っかからないと普段は思っていても、突然に、お世話になった恩人や先輩・上司、もしくは意中の人からの困窮したメッセージだったとしたら…。
足がつきにくい犯罪
LINE乗っ取りなどの犯罪が多発する理由としては、足がつきにくい犯罪だからでしょう。現実社会で運転免許証などを偽造して、他人に成りすますよりも、LINEなどのSNS乗っ取りでの成りすましのほうが、はるかに簡単で身元の追跡がされにくいと思われます。
また、プリペイドカード(電子マネー)が狙われる理由としては…
・手に入れやすい(場所的要素・コンビニで買える)
・手に入れやすい(時間的要素・コンビニは24時間営業が多い)
・匿名性が高い(ギフト券としての利用など)
・換金性が高い(ネット上に換金業者が存在)
…といった要因が大きいかもしれません。
また、『ここまで手間をかけて、詐欺をやる意味があるのか?』という声もあるようですが、それは富裕層の考えでしょう。
Wikipediaから引用してみます。
国際連合開発計画の委託を受けた2000年度『人間開発報告書』によると、1日1ドル以下(365日365ドル・366日366ドル)で生活している絶対的貧困層は、1995年の10億人から12億人に増加しており、世界人口の約半分にあたる30億人は1日2ドル未満(365日730ドル・366日732ドル未満)で暮らしている。
赤文字は、個人的な強調部分です。LINEに限りませんが、インターネットを利用した犯罪に国境は関係ありません。多くの日本人にとっては、大金と呼べない金額であっても、その金額が大金となる地域は、世界中にたくさん存在するでしょう。
また、情報通信白書を読むと、2016年の世界のインターネット人口は、約35億人になるようです。
情報通信白書 for Kids:インターネットの世界:インターネットの統計:世界のインターネット利用者数
この統計をベースに考えると、インターネットを使って、悪いことをたくらむ人間の割合が、1万人に1人だけだと仮定しても、35万人の悪人が存在することになります。
SNSなどのサービスを利用している以上、『自分は詐欺にあわないだろう』や『自分は詐欺には引っかからないはず…』と油断しないほうが賢明かもしれません。