ミニチュアの刺身パックができるまで
ミニチュアの刺身パックの作り方…というよりかは、できるまでの工程を…。
まずは、塩ビ板を熱加工して、容器を作ります。容器がないと、パーツ配置のイメージができませんので…。
今回は、カラー塩ビ板を使い、塗装の手間を省きました。
次は、プラバンで原型を作ります。今回は、時間の制約があったので、プラバンを加工しましたが、時間があればエポキシパテを使ったでしょう。
原型が完成したら、シリコーンで型取り。
パーツ量産のため、シリコーン型も量産しました。
粘土を使い、複製しましょう。通常は、ダイソーの樹脂粘土を使っていますが、刺身の透け感を出したいパーツは、高価な透明粘土を使いました。(やはり高価な粘土の方が、いろいろと使いやすいですね。)
上の画像は塗装後。まだニスは塗っていません。
各パーツを配置して、仕上げや接着をすると、ほぼ完成ですね。
フタの高さも、計算通りにバッチリでした。
わさびなどの小物や、ラベルなどを添付すると完成。(この写真は、照明が暗いですね…。)
この刺身6種盛りパックは、現在ヤフオク出品中です!
ミニチュア強化キャンペーン
まったく個人的な事柄ですが、今月からミニチュア作りに注力しようと思います。
理由は2つ。
まず、ミニチュアの作り方を紹介するサイト・ブログが増えたことです。
数年前は、独自ドメインとWordPressと利用して、ミニチュアブログを運営している方は少なかったように思います。しかしながら、最近はこういった運営スタイルのブログが増えてきた印象です。
ライバルというよりも、ミニチュアの裾野が広がって、仲間が増えたということなので、歓迎すべきことだと思いますが、一方で、うかうかしていられないな…とも感じます。
そして2つ目の理由は、同じ名前の方の登場です。
こちらも、ミニチュアの裾野が広がって、仲間が増えたということなので、歓迎すべきことだと思いますが、私の場合、ミニチュア製作のスピードが遅いので、製作スピードの早い同名の方の出現には危機感があります。
ハンドメイド、ミニチュアの世界は、実力の世界かと思いますので、ミニチュアをあまり作らない私が、「こちらの方が早く、この名前で活動していました…。」と主張したところで、ジャッジするのは他の方々ですからね。
『ブログ記事は量産してるようだけど、肝心のミニチュアは…?』と問われると、まったく耳が痛いです。
…という訳で、今までの怠惰を悔い改め、ミニチュア作りに精進したいと思います。
型取りの逆テーパーとは?
型取りにおいて、『逆テーパー』という単語を聞かれた方もいらっしゃるでしょう。
『テーパー』とは、ざっくりと言えば、先に進むほど細くなる構造・形状のこと。いわゆる『先細り』のことです。
『逆テーパー』は、そのままの意味で『テーパー』の逆、つまり『先太り』の構造・形状のこと。
型取り作業において、『逆テーパー』の形状の原型は、型取りが難しいです。
その理由は、以下に…。
さて、石に刺さった聖なる剣を引き抜いたものが勇者となる…、という伝説を聞いたことがあるでしょうか。
その話を少しアレンジして、地面に刺さった2つの剣を用意しました。
このAとBの剣ですが、どちらの剣が引き抜きやすいでしょうか?
答えはAの剣でしょうね。
Aの剣は、いわゆるテーパー状なので、上から引き抜いたときに、引っかかる部分はありませんので、すんなりと抜けるはずです。
しかしながら、Bの剣は逆テーパー状なので、上から引き抜こうとしても、なかなか難しいでしょう。無理に抜こうとすれば、剣の材質が弱い場合、根元から剣が折れてしまう可能性だってあります。
この剣を、原型や複製物。地面の部分をシリコーン型に置きかえて考えると、逆テーパーの型抜きが難しい理由がなんとなくわかりますね。
剣が柔らかい素材か、地面が柔らかい素材であれば、何とか抜けそうな気がしますけど…。
【ミニチュア】折り込みチラシ10枚セット
数日前に、ミニチュアの折り込みチラシセットを作りました。
B4用紙の1/6スケールにて製作しています。
モノクロは3枚です。
カラー7枚。
現在、ハンドメイドマーケットのminne(ミンネ)に出品中です。
このミニチュアは、恒久的に販売できるようにしたいと思います。
【ミニチュア素材】乗車券
2017年も3月に入りましたが、今年はミニチュア素材をアップしていないことに気づきまして…。
表側だけですけど、1/6スケールを想定した『ミニチュアの乗車券』です。
テンプレート版は以下に。
右クリックにて、画像をパソコンなどに保存してから、ご利用ください。
普通紙よりも、少し厚手のマット紙などに印刷すると、より乗車券っぽくできるかもしれません。
ちなみに、乗車券のサイズ(縦横比など)は、以下のWikipediaの記述をもとに算出しました。
ヤフオクの「フリマ出品」の方法やメリットなど
ヤフオクの「フリマ出品」機能が、2017年2月に正式リリースされました。
「フリマ出品」が全デバイスで利用できるようになりました -お知らせ - ヤフオク!
実際に、フリマ出品を試してわかったことを以下に。
目次
- 即決価格での出品のみ
- プレミアム会員(月額498円)でなくても利用可能
- 非プレミアム会員の手数料は10%
- 月37,000円以上の売上がある場合はプレミアム会員が有利
- 出品期間は7日間で固定
- 出品が簡単で早い
- 決済方法はYahoo!かんたん決済のみ
- 出品者への入金は商品到着後
即決価格での出品のみ
通常のヤフオクでは、オークション形式の他に、即決価格での出品も可能ですが、フリマ出品では、即決価格のみの出品になります。オークション出品での即決価格設定と、フリマ出品では、いくつかの違いがあるので、その解説を…。
プレミアム会員(月額498円)でなくても利用可能
ヤフオクでオークション出品をする場合は、プレミアム会員の登録が必須です。会員費は、年々上昇し、現在は月額498円(税込)。
しかしながら、プレミアム会員でなくても、フリマ出品は利用可能です。(つまり、月額料金無料で利用可能。)
非プレミアム会員の手数料は10%
フリマ出品の場合、プレミアム会員の落札システム手数料は、落札価格の8.64%です。
非プレミアム会員の場合の手数料は、落札価格の10%となります。
月37,000円以上の売上がある場合はプレミアム会員が有利
計算をすると、売上金36,948円が分岐点になるでしょうか。約37,000円ですね。
非会員がフリマ出品で37,000円を売り上げると、手数料10%なので、3,700円が徴収されます。
プレミアム会員がフリマ出品で37,000円を売り上げると、手数料が8.64%なので、約3,200円の徴収。これに、月額費用の約500円を加えると、合計3,700円になります。
ですから、毎月37,000円以上の売上が見込める方は、プレミアム会員になったほうがよいでしょう。
出品期間は7日間で固定
フリマ出品の出品期間は、自動的に7日間となります。
出品が簡単で早い
フリマ出品は、出品が簡潔です。実際に、パソコンで出品した場合の手順を…。
まずは、出品するカテゴリを選択します。ここまでは、オークション出品と同じです。
しかしながら、次の項目で、いきなりの画像登録。画像は3枚まで登録できます。
画像登録の次は、「タイトル入力」と「商品状態の選択」、「説明文の入力」です。
次は配送などに関する項目を入力します。
特筆すべきは、配送方法でしょう。オークション出品は、複数の配送方法が選択できます。たとえば、「定形外」と「宅配便」の2種類など。
しかし、フリマ出品は、1種類しか配送方法が選択できません。
そして、出品入力の最後の項目は、「価格」です。
あと、オークション出品と違う点は、「下書き保存」ができません。これは今後、改善されるポイントでしょうか。
以上が、フリマ出品の手順です。実際にやってみると、オークション出品よりも、かなりスピーディーに出品できる感覚でした。
決済方法はYahoo!かんたん決済のみ
オークション出品の場合は、支払い方法として、「Yahoo!かんたん決済」・「銀行振込」・「代引き」などの複数の選択肢がありますが、フリマ出品は、「Yahoo!かんたん決済(代金支払い管理サービス)」のみです。
出品者への入金は商品到着後
落札者が支払った代金は、いったんヤフー側での預かりになります。
明細を確認すると、「入金予定日」は、『落札者からの受取連絡待ち」との表示。
フリマ出品は、落札者が商品を受け取り、「受取連絡ボタン」を押すと、出品者へ代金の振り込みが実施されます。これは、落札者としては大きなメリットかもしれませんね。
出品者としては、落札者の「受取連絡ボタン」の押し忘れがデメリットになりそうですが、入金手続きから14日経過すると、出品者への支払いが実施されるようです。
ちなみに、現在もフリマ出品しているミニチュアがありますので、よろしくお願いします!
ヤフオクのフリマ出品を実践中
ヤフオクのフリマ出品機能を試してみたく、ミニチュアの折り込みチラシセットを出品しました。
1/6スケールです。
モノクロ3枚と…。
カラー7枚。
この辺りのチラシは、想定よりも、製作に時間がかかりました。
相談会のチラシは、ポスターとして活用できるかもしれません。
最終的には、minneにも出品したいのですが、価格調査の意味も含めて、安価にてヤフオク出品中です。
ショップ縮小のお知らせ
ハンドメイド売買サイトの『minne(ミンネ)』にて、ミニチュアを販売していましたが、昨年の12月2日を最後に、約3か月間売り上げがなかったので、全アイテムを展示に切り替えました。
ショップ開設時のイメージ。
現在のショップイメージ。
現在、アイテム数の拡充を含め、ショップのリニューアルを検討中です。
Windows標準フォントの商用利用について
以下の記事が話題に。
中国でのお話。WindowsやMacに標準搭載されている中国語フォントを商用で利用していたら、フォント製作元の会社からライセンス料の請求をされたという内容です。
個人的には、フォントの著作権者が、商用利用には別途ライセンス料が必要と言っているのなら、それはその通りでしょうという当然の話ではありますが、気になったのは、この記事に対して、中国語フォントの問題点として考えている方がいたことでした。
しかしながら、これは何も中国語フォントだけの問題ではありません。フォント全体の問題です。日本語フォントも例外ではありません。
少し古い記事ですが、Windowsに入っているフォントの商用利用を考えた方がいらっしゃいます。
Windows XPに入っている『Trebuchet』というフォントを使って、Webサイトのロゴ製作などを考えていて、実際にマイクロソフトに問い合わせた結果は下記に。
ご質問につきましては、フォントを自由に使用していいという意味ではなく、商用利用を希望されるお客様は、Acender Corporationからライセンスを受けた上で、その範囲内でお使いいただけるという趣旨です。
たぶん、『Trebuchet』というフォントの著作権者がAcender Corporationなんでしょう。「著作権元の許可を得たのなら、商用利用できますよ。」という当たり前の回答ですね。
というわけで、デザイナーの皆さん、OSに最初から入っているフォントだからといって、勝手に使っちゃ駄目なんですよ。
逆に言えば、フォント著作権者の許諾を得れば、商用利用できるかもしれません。
フォントの著作権者は、フォントファイルのプロパティを確認するとわかります。
たとえば、Windows標準フォントとして有名な『MS ゴシック』の場合。
著作権者は、リコー社です。
以下は、実際にリコー社に問い合わせて回答を得られた、2008年のブログ記事。
>③年賀状等挨拶状の本文、及び宛名
>④FAX送付状
使用いただいて問題ございません。
>⑤名刺印刷
>⑥広告、チラシ
商用使用許諾の契約が必要です。
MS ゴシック等を使用した印刷物の場合、「名刺印刷」や「広告・チラシ」などは、商用利用にあたり、別途ライセンス契約が必要だったみたいです。
しかしながら、今は少し緩和されているようで、印刷物に関しては、追加の許諾なしに商用利用できるという回答を得られた方もいます。
そして、上記の記事中でも言及されていますが、Windows Vistaから搭載された『メイリオ』フォントも、商用可能なようです。
ちなみに、『メイリオ』フォントの著作権者は、マイクロソフト社ですね。
ただ、Windows8.1から採用された『游ゴシック』の場合…。
フォント著作権者は、字游工房社です。
このフォントに関しては、マイクロソフトのフォーラム内でも、結論は出ていないので、商用利用は避けたほうが無難かもしれません。
字游工房社のフォントは、販売されていますから、商用利用したい場合は、商用ライセンス付きのフォントを購入したほうがよいでしょうね。
以上、OS搭載のフォントでも、そのフォントの著作権者の許諾なしでは、自由に使える訳ではないという話でした。