フォントの種類や数はパソコンに依存する
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4月はあまりブログ記事更新をしない予定でしたが…、言及したいことがあったので、まずはフォント(書体)から。
Word(ワード)やExcel(エクセル)を使っていると、そのソフトの中にフォントが入っているという感覚になる方も多いかと思いますが、一般にフォントはソフトの中ではなく、パソコンの中にインストールされています。
WordやExcelなどのソフトは、そのパソコンに内蔵されているフォントを呼び出して使っているだけです。
ですから、Aさんのパソコンで作ったWordファイルを、Bさんのパソコンで開くと、文字(フォント)が変わる場合があります。
マイクロソフトのサポートページでも、(他のパソコンでファイルを開くと)『フォントが変更されている』という質問に対して…。
原因: コンピューターにインストールされていないフォントが含まれるプレゼンテーションまたは文書を開くと、コンピューターにインストールされているフォントが使用されます。
と回答していますね。
余談ですけど、上記のサポートの解決策は少し不親切でしょうか。
解決策: 大部分のコンピューターで一般的に利用できるフォントを使います。
シンプルと言えばシンプルな解ですが…。
WordやExcelなら、フォントの埋め込みという機能があるので、以下のパソコン教室さんのブログ記事が参考になると思います。
繰り返しますが、自分のパソコンに入っているフォントが、必ず他の方のパソコンに入っている訳ではありません。
たとえば…。
MS明朝体
メイリオ
この辺りは、Windowsパソコンをお持ちの方なら、最初からパソコンにインストールされているフォントでしょう。(Windows XPの方は、メイリオが入っていないかもしれません。)
しかし、以下のフォントを持っている方は少ないと思います。
ロマン雪
これは、有料フォントなので、持っていない方が多いでしょうか。
パソコンにインストールされているフォントが、人によって様々な理由は、いくつかあります。
たとえば、エプソンのプリンターを買った場合。パソコンにエプソンプリンター用のソフトをインストールすると、『EPSONゴシック体』や『EPSON明朝体』といったフォントもインストールされることがあります。
年賀状ソフトなども、インストールすると、フォントも一緒にインストールされる場合があるようです。
また、Windowsのバージョンによっても、収録されているフォントが違ったりします。
ちなみに、パソコン内にインストールされているフォントを確認する方法は、以下の記事をご参照ください。
あとは、フォントによって、商用利用が禁止されている場合もありますので、フォントを利用したハンドメイド作品を販売するときは、要注意です。
Windows標準フォントの商用利用に関しては、以下に記事を書いています。
商用利用可能なフリーフォントは、以下をご参考に…。
個人的には、販売をする場合は、印刷物の商用利用が可能な、有料ライセンスのフォントを買ったほうがよいと思っています。
たとえば、この箸袋(おてもと)のフォントは、有料フォントの『龍門石碑体』です。将来的な販売も視野に入れると、こういった権利関係が明確になっているフォントを使っておいたほうが、商用利用が不明確なフォントを使うよりも無難でしょう。
ちなみに、前述の『ロマン雪』も、この『龍門石碑体』も、以下のフォント集に収録されています。