ミニチュアフード入門者はダイソーの樹脂粘土がおすすめ
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ミニチュアフード作りをはじめようと思っても、材料や道具をどのように揃えたらよいのか?どこで材料や道具が買えるのか?疑問点がいっぱいあるかと思います。
目次
ミニチュアフードには樹脂粘土
粘土の種類だけをみても、「紙粘土」「油粘土」「小麦粘土」「軽量粘土」「オーブン粘土」「シルバークレイ」「石粉粘土」「木粉粘土」「エポキシ粘土」「シリコーン粘土」…などなど、数多く存在しますね。
ミニチュア作家の中には、紙粘土や軽量粘土、石粉粘土などを部分的に使って、作品作りをされていらっしゃる方もいらっしゃいますが、やはりメインとなる粘土は、『樹脂粘土(じゅしねんど)』でしょう。
『樹脂粘土』は、樹脂成分や、樹脂に似た成分が入っており、乾燥するとプラスチック(樹脂)のような質感と強度がある粘土。ミニチュアフード製作には、欠かせない粘土です。
なぜ樹脂粘土を使うのか
造形がしやすい
樹脂粘土を使う理由の1番手は、造形がしやすいからでしょう。
細密に造形が可能という点では、エポキシ粘土(例えば、タミヤのエポキシパテ)の方が上です。ミニチュアフード製作では、エポキシ粘土で原型を作り、樹脂粘土で複製をするというのが、近年のトレンドでしょうか。
しかしながら、エポキシ粘土は、絵の具と混ぜて着色することが難しく、単価も高いので、ミニチュアフード作品の直接的な素材として、使用されることは少ないです。
エポキシ粘土には劣りますが、紙粘土などと比較すると、樹脂粘土は、かなり造形しやすい粘土だと思います。
色が付けやすい
樹脂粘土は色付けが簡単です。粘土に絵の具を混ぜて、着色するもよし、粘土の乾燥後、絵の具を上塗りしてもよし、色塗りのバリエーションが豊富な点も、樹脂粘土の魅力だと思います。
樹脂粘土はどこで買えるのか
ホームセンターや文具店は、紙粘土・油粘土などは置いてあるのですが、樹脂粘土を置いている店舗は少ないようです。樹脂粘土は、手芸店での取り扱いが多いかもしれません。(模型店でも、いくつかの樹脂粘土を見たことがあります。近年では、タミヤも樹脂粘土を発売していますね。)
ダイソーの樹脂粘土がおすすめ
樹脂粘土の欠点に、入手性の悪さがあったのですが、近年は、その欠点も解消されつつあります。大手100円ショップのダイソーにて、樹脂粘土が買えるようになったからです。(しかも、色付きの樹脂粘土も!)
私も最近は、ダイソーの樹脂粘土ばかり使っています。そんなに作品を多く作るタイプではないですから、ダイソーの樹脂粘土の内容量は30gと少ないのが魅力的。量が多い粘土だと、乾燥などで劣化してしまうので…。
市販されている樹脂粘土の『モデナ』や『グレイス』などの商品に比べると、少し造形しにくさを感じますが、100円で買える粘土としては、十分な性能です。
注意点とすれば、色は「ホワイト」が、やはり1番消費量が多く、なくなる頻度が高いのですが、店頭で売り切れるのも、やはり「ホワイト」が多いので、ストックには余裕を持たせておいた方がよいかもしれません。(2本常備しておいて、1本なくなると補充する等。)
余談ですが、樹脂粘土の多くは「ホワイト」といっても、「少し透明な白」なので、ミニチュアフードで白い食べ物、たとえば餅やご飯などを作る場合は、白の絵の具を混ぜて着色する必要がありますので、ご注意を…。
また、特に「ホワイト」に言えるのですが、内容量が30gで100円(税抜)なので、グラムあたりの単価で考えると、通販で買う樹脂粘土の方が安い場合もあります。
記事執筆時点で、Amazonにて、樹脂粘土『モデナ』は、645円でした。
250グラムで645円(税込)なので、30グラム100円(税抜)のダイソーの樹脂粘土の方が割高ですね。粘土の消費量が多い方は、こういった単価の安い樹脂粘土も選択肢になると思います。
あと、樹脂粘土に限りませんが、100均商品の場合、廃番が怖いですかね。もし、ダイソーの樹脂粘土が廃番になるのなら、私の場合、前述の『モデナ』か『グレイス』という樹脂粘土に替えるでしょうか。
ちなみに、樹脂粘土に関しては、以下のような記事も書いています。