『インスタントカメラ』は『使い捨てカメラ』?
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ミニチュアとは関係ない話ですが…。
「写ルンです」のような製品は、正式には『レンズ付きフィルム』と呼び、一般的には『使い捨てカメラ』や『使い切りカメラ』といった呼称がある…と思っていたのですが、『インスタントカメラ』と呼ぶ声も大きいようで、記事を書きました。
私のイメージとしては、『インスタントカメラ』とは、その場で写真を現像できる『即席カメラ』のことで、ポラロイド社が『インスタントカメラ』の元祖。『ポラロイド』と言えば、『インスタントカメラ』を指す言葉…といった感じです。
以下のような『使い切りカメラ』を、私は『インスタントカメラ』とは呼びません。しかし、これを『インスタントカメラ』と呼ぶ方も少なくないようです。(むしろ『インスタントカメラ』と呼ぶ方が多数派?)
以前に書いた、携帯電話の高額請求の話と同様に、Yahoo!知恵袋を検索すると…。
2009年のお話。おそらく『使い切りカメラ』の話だと思うのですが、会話には『インスタントカメラ』としか登場しません。
2008年のお話。ここでは、回答の中に「使い切りカメラでは…?」という疑問の声も…。
2005年のお話。こちらも『使い切りカメラ』の話だと思うのですが、会話には『インスタントカメラ』という言葉しか登場しません。
ざっと調べる限り、以下の個人サイトの文章が、もっとも古いでしょうか。
インスタントカメラを1台現像に出したが、フラッシュをたかなかったのはほとんどぼやけてダメ。2枚だけすごく写りのいいのがあったけどあとは腕が悪かったみたい。焼き増しして両親にあげたらすごく喜んでくれた。
1998年の12月の日記のようです。これも、おそらく『使い切りカメラ』のことを指していると思われます。
20年近く前でも、『使い切りカメラ』は、『インスタントカメラ』と呼ばれていたんですね。
ちなみに、Amazonで『インスタントカメラ』を検索すると…。
本来のインスタントカメラであるはずの「チェキ」よりも先に、使い切りカメラ(レンズ付きフィルム)である「写ルンです」が表示されています。もはや完全に市民権を得ているような…。
インスタント = 即席
と解釈すると、その場で写真が現像できる「ポラロイド」や「チェキ」のようなカメラを『インスタントカメラ』と呼ぶにふさわしい気がしますが、
インスタント = 手軽・安価
…のようなイメージが先行する場合、『使い切りカメラ』を『インスタントカメラ』と呼んでしまうのかもしれませんね。